ロストジェネレーション

 今25歳から35歳までの世代を、ロストジェネレーションというそうな。不況の影響で就職が難しかった世代なんだそうだ。私の世代もそんな感じだった。大学受験は、安田講堂の攻防戦が繰り広げられ、東大入試が中止になって、受験戦線は混乱。大学時代は、人によっては最後の学園封鎖で授業もろくに受けられず、挙句はオイルショックで就職難が言われた世代。でも、世間が言うほど、大変さは感じなかった。というか、まだまだ、就職に血道を上げる時代じゃなかったし、実学的なものへの嫌悪感も残っていたし・・・
 このロストジェネレーション世代のアンケートが新聞に載っていて、結構前向き積極的に自分の将来を見ている様子が窺えた。でも、健康な若者なら,どの世代だってきっと同じ結果になるはず。誰だって若いときに自分が動けなくなり、収入の道が断たれる事態を想像することは難しいのだから。自分の責任で何とかすると考えるのが当然。彼らの元気とやる気を生かせるように、政治家は考えなくてはならない。
 話変わって、年が明けてからいよいよ離婚分割の相談が増えてきた。あと3ヶ月。早く概算を出してもらって安心して離婚調停に臨みたいというところか。
 20年以上タクシードライバーをしていると言う女性。「こんなに働いてるのに、これっぽちの年金なの」と一言。平均標準報酬が,20万円台だから、とも言えず返答に窮する。いま50代の働き続けた女性たちも、第3号になれず、振替加算もつかず、結局は割を食っているのです。