年金一元化

 2年後に年金の一元化を目指すと言う政府案。要は、年金の原資を共済から貰おうということなのかどうか、本意はわからないが、共済だって資金が麗澤というほどではないだろう。ことに私学共済は、ジリ貧のはず。早稲田は、とっくにそんなところを出て、私学なのになんと厚生年金。教員の給料も高いし、福利厚生も厚待遇の職場だ。教授の奥様たちも、おおむね上品できれいにしている。
 この前,元教授夫人という女性が自分の国民年金の請求に来た。今は、介護の仕事をしているというが、あまり生活に苦労している感じはない。話によれば、別れた亭主は、太宰治を信奉するがごとき無頼派で、女を作って家を出たりしていたらしい。「世間知らずだから、馬鹿にされていたのよね。」と彼女。でも今は、人のための仕事ができて充実した生活だと言う。
 いまどきこんな男がいるのか、と驚くような男もいる。妻はあくまで従属物で、一人の人間と見ていない男性。「こいつにも年金が出るんですか」なんていうような男は・・・論外。
 年金一元化は、こんな時代錯誤の男に男女平等を教え込むくらい難しいことなのです。