年金相談にも疲れてきた

 先週の土曜日は、文京区のボランティア祭りで、私の所属しているNPOが、労働相談と年金相談のブースを持つので、年金のお手伝い。でも、来る人は、すでに年金を貰っている人が多いし、ましてや労働していない人が多いので、ヒマったらない。精神障害者NPOのブースに行って、営業してみたが、すでに大半が受給済み。見事に空振りに終わった。
 このところ、社労士本来の仕事があって、年金相談の方に、頭が向いていなかった。というのも今月は、建設業者の入札資格の審査月で、県は、入札の加点項目にとして、子育て支援策を提示。行動計画を出したら5点。就業規則を変えて、子育て支援に関する規定を作れば5点と言う具合。公共事業頼みの土建業としては、やらざるを得なかった。というので、私にも話が来て、今月6日に会社に行き過去の就業規則を預かり、県庁に言って話を聞き、そのとき出てきた建設業課の人は、今月末が締め切りだと明言したので、急いで就業規則を変更し、規定を作り、行動計画を作った。
 13日に雇用均等室と労働基準監督署に提出し、受付印を貰い、14日に県庁に受領印つきの、各書類を送付。これで10点ゲット、と思いきや、依頼のあった会社は、すでに締め切りをすぎているから受け付けられないと、県庁の建設業課。何でもアイウエオ順で、書類を受け付けているそうだが、これってサギ同然。何のためにここまでしたのかわからない。子育て支援を担当している課と、建設業課の意識の違いを見せ付けられた。公共事業の入札を盾にして、彼らは言いたい放題、やりたい放題。ただでさえ不況にあえぐ業者に、余計な負担をさせて、まったく悪代官もいいところ。それでもお役人様に、文句を言ったら自らの首を絞めることになる業者は、時代劇の水呑み百姓同然、ただ耐えるしかないのか。「たまたま担当した人が悪かったんだよ」と、事業主に慰められている悲しい社労士でした。