未支給

 昨日は、うちの町内の市民清掃の日。隣の班に、同じ仕事をしている人がいて、その人と会ってご挨拶。ついでに先月その人が書いた年金の本について話す。
 某銀行で年金相談をしている彼は、とても勉強熱心。共済の年金までよく勉強している。でも、その本には、1箇所間違っているところがあって、それが未支給年金の請求。前にも書いたが、未支給は、支給日にその人が生きていないことが問題なので、生きていない人の口座に年金を振り込んだり、生きていないはずの人が勝手にその年金を下ろしたりしないようにするのが目的。近所の彼は、「たとえば7月に死んだら、8月に入金されるのは6・7月分の年金だから、未支給は発生しない。だから、死亡届のみでよい。」と書いていた。これは、よくある誤解。8月にお金を下ろしたのは誰か、権利のない人が下ろしたのなら、返してもらうよ、というのが行政側の立場だと言うことを説明した。
 大掃除の朝、ほうきを持って道の真ん中でこんな会話をしている光景は、ちょっと変だが、なにしろこの町内には、社労士が4人いるのです。