未支給

 このごろ未支給の請求が多い。つまり年金受給者の死亡が多い。天候が厳しいと必然の結果なのだろうが・・・
 死亡した月までは年金が当然もらえるが、入金の時点で生存していなければ、その年金は、宙に浮く。受け取り手がいないから。いくら口座を残しておいてもその口座に入った年金を勝手に下ろしてはいけない。それを受け取るためには、自分が亡くなった人とどういう関係にあり、それゆえに受け取る資格があるのだということを証明しなければ、年金は返済を要求されるものらしい。したがって、未支給の年金請求書を提出する際には、戸籍謄本で亡くなった人との関係を証明し、住民票で生計同一を証明する。もし親子であっても住所が異なれば、生計同一証明書というもので第3者の証明がいる。なかなか面倒なものだ。
 年金の受け取りは、結構手間ひまがかかる。
 こういう役所仕事をしているから風当たりが強いのかも知れない。役所にしてみれば年金を本来の請求者以外に渡したくないということなのでしょうが。それに当てはめれば、未納を免除にするなんてことはありえない発想だ。本来受給できないはずのものを受給できるようにしてやろうとするなんて・・・