いろいろあった1週間

何にも働いていないのに忙しく日々過ぎていく。商工会の創業塾。学生時代の友人との再会。労働紛争に関するNPOの会合。次男の大学入試の一次試験合格。長男の大学の父母会役員会。
忙しくても、創業塾の宿題が頭を離れない。
「お金に困らず、悩みもないとしたら、あなたは何をしますか。」
一人旅、読書、芝居見物、どれも今だってできる。夢が小さいのかな。
「自分にあらゆる能力が備わっていたとすれば、何になりたいですか。」
やっぱり医者かな。高校時代、あまりに文系であることに気づいて文学に走ってしまったけど、医者で世界中飛び回って、戦災や天災に苦しんでる人を助けられたら良いかな。
「本当の自分って何」
こんな高校生みたいな質問にいまさらかかわりたくないというのが本音。だって、本当の自分なんてあるわけないよ、というところから出発したのが私の文学人生だから。仮面がやがて自分の皮膚になっていくこと、身体と精神の対立、現実と理想の対立、あらゆる二元論に懐疑的である自分を発見したところから、私の人生は始まったのだから。むいてもむいても自我なんてものは、ない。本当の私は、他人の存在によっていかようにも染まり、演じ分けられる存在で、単体として屹立してはいないのだから。
今週の創業塾、どうやってお茶をにごそうか。