ひさしぶりの日記です

10月になって初めての日記。行政協力やら研修やらであわただしく過ぎていった。
行政協力で感じたこと。社員を社会保険に入れるなんて無駄だと考えている社長さんがいることに幻滅。若いうちは年金のことなんて考えずに暮らすけど、ずっと働き続けることが出来るわけじゃない。老後困らないほど貯金があるというならいいけど、たいていの人は想像力がかけていて先の自分を思い浮かべることができないだけ。そして、そういう人を雇う側も、その人の人生を預かっているという責任感が欠落している。
入れなきゃいけないとわかっていても、財政的に苦しくて出来ないと言う社長さんも多い。景気が上向きなんてどこの国の話か。中国やベトナムに仕事が流れて、持っている技術を活用しないまま倒産に怯えているのが、国内の製造業の下請け事業所だ。
コストがかかるから、発展途上国に仕事が流れ、その価格が国内に戻って、低価格を要求されて零細企業をますます細らせていく。「銀行は日傘はだすけど、雨傘はださない」と言った、社長さんの言葉が耳に残る。
自分の力でどうにもならないことは、考えても無駄と知りながら、暗い現実に目を背けることができない。彼らが成功しなかったのは、努力が足りなかったから?でも努力だけではどうにもならないことも世の中にはあるのだから・・・
今月は、とても暗い幕開けだ。