社労士説明会

昨日、浦和の埼玉県社労士会の新入会説明会があった。社労士バッジやいろいろな手引書をもらった。倫理綱領なるものももらい、額に入れて掲示するように言われたが、大きな事務所ならともかく、今のところ必要なさそう。10人くらい来ていたが、そのうち3人が勤務社労士、一人が、会計事務所に半日勤務しながらの開業社労士、あと6人が私と同じ開業社労士。まだ顧問先もなく、途方にくれている状態。
倫理綱領の話のところで、先に社労士の入っている会社には行くなとの事。それじゃあ、新人は食べていけない。そのくせ、いろいろな組織に属し、会費を払えという。会費を払っている人から行政協力等、お願いするなんて、なかば脅迫。でも私は、払わない。年金相談もいいけど、脅迫に乗るのは我慢できない。私が抱いている社労士のイメージと現実にはかなりの落差がある。ただ事務代理をするだけじゃ、社労士の仕事は発展しない。ADRや少額訴訟代理人になれるところまできたのに、司法研修を受けて活躍の場が広がると言うのに旧態然とした社労士の先輩たちの姿に、そして、新しい情報を取り込んでいない新人さんたちに、いささか絶望。でもそれは、私がやりたいと思っていることが、まだ未開拓の分野ということ。
労働組合のない会社に労使委員会を設置しろといったって、多分中小企業には、出来ない。また、事業主に面と向かって物申す従業員も少ないだろう。そういう会社で、私は、第3者の苦情処理窓口になりたい。お金を払って、あるいは無料でも、わざわざ出かけて相談するのは、未払い賃金とか余程の差し迫った事情がある場合に限られる。そこまで行く前に話しを聞く場は必要だと思う。そういう場の提供をする方途はないものか。